命預けます・・・あなたに・・・。
始業式が終り、
いつもの様に屋上でタバコを吸っていると、
屋上のドアが開く音がした。


ふと振り向くと、
俺の担任の生徒が立っていた。


「先生・・・?」


「タバコ吸う場所が少なくなってきて、
ここで吸っているんだよ?

何かあったのか?」


「うんうん・・・。

帰ろうとしたら、
先生が屋上に向かう階段を上って
何処にいくのかな?と
付いて来てしまったんだ。」


「帰らなくても良いのか?

いつもの迎え・・・
大きな車が・・・・?」


「さっきメールしました。

少し勉強をして帰りたいと、
駄目ですか?」


彼女は俺の横に来て、
座り込んだ。
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