crazy black
チャイムがなり、お昼休憩になった。
もちろん、課題はしていない。
「どんま~い。クロだせぇな~」
「ニヤニヤすんなきもい」
カイがニタニタ気持ち悪い。
すると、七美が溜息をつきながらこう言った。
「今日の帰り、3人でスイーツ食べに行くんじゃなかったの?
クロが早く課題終わらなかったら行けないよ?」
「あ!そうだった!!」
…忘れてた。完全に。
「はぁ…。取り敢えず裏庭行こうよ。お腹空いた」
「…うん」
カイは、さっきのニタニタ顔とは一転、ショボくれた顔に変わった。
「…分かったから。がんばって早く終わらせるから」
「ほんと?けど、今井先生のペナルティー凄いんだろ?」
「大丈夫だから。
心配すんな」
そう言えば、2人は満面の笑みになった。