crazy black
そして数分後、男2、3人が現れた。
「え?なに、竜王のお姫様じゃん!ラッキー」
「早くヤらせろよ」
「俺いちばーん!」
男達が竜王の姫に近づく。
見ていたカイが焦り出した。
「やばいって!あきらか悪いのあの女じゃん!」
「…けど、どうしろってんだよ」
「た、たすける!」
カイがそう言った瞬間だった。
七美がサッと立ち上がると、走り出した。
そして、竜王の姫と男達の間に入った。
「やめなさいよ!こんな事していいと思ってんの!?」
「七美!!」
カイもとっさに七美の元へ。
俺はというと、取り敢えず見学。
「あ?誰だてめぇ。邪魔すんじゃねえよ」
男達はネクタイの色からして三年。
一つ上だ。
「こ、こここんなことして、い、良いと思ってんの…ですか!?」
カイそうとうテンパってる。
見ものだな。
「あぁ!?お前に関係ねえよ!」
「あるわよ!」
カイより七美の方が根性あるんじゃないか?いや、あるな。
「あ?まぁ、そんなもん俺等には関係ねぇ。さっさとそこどけや」