もう恋諦めました。
しばらくして、
信号は青になった。

私は、足早に学校へ向かう。

スタスタと聞こえる、
スニーカーの音。

崚行もまた、私と同じように
学校に向かうため

私の後ろを歩いていた。

ただ、それだけのことなのに
胸がきゅっと苦しく感じた。
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