完璧上司は激甘主義!?
約一ヵ月後――。
「南課長、よかったらどうぞ」
南課長専用のマグカップ。
きちんと整理整頓されたデスク中央より、斜め四十五度の角度に細心の注意を払いそっと置く。
そして必要以上にデスクを触ったりはしない。
「ありがとう」
一切こちらを見ることなくパソコンキーのキーを打ち続ける南課長。
いつもの日課。いつもの南課長に一々ドキドキしてしまう。
「失礼します」
一礼し、他の社員の元へ珈琲を運んでいく。
「お疲れ様です。よかったらどうぞ」
「ありがとう」
あの研修の日から一ヵ月が経った。
順番に研修を行っていき、今は斗真がサロンへと研修へ行っている。
たった二週間といえど、未希と同じ職場で働けるとかなり有頂天でいったけれど、その姿はたった一日で消え失せていた。
やはり斗真もサロンでの想像以上の激務に心底疲れてしまったようだ。
ましてや未希と関わることなど一切なかったらしく、余計に。
一日目から既に愚痴のメールが入っていた時は、つい笑ってしまった。
「南課長、よかったらどうぞ」
南課長専用のマグカップ。
きちんと整理整頓されたデスク中央より、斜め四十五度の角度に細心の注意を払いそっと置く。
そして必要以上にデスクを触ったりはしない。
「ありがとう」
一切こちらを見ることなくパソコンキーのキーを打ち続ける南課長。
いつもの日課。いつもの南課長に一々ドキドキしてしまう。
「失礼します」
一礼し、他の社員の元へ珈琲を運んでいく。
「お疲れ様です。よかったらどうぞ」
「ありがとう」
あの研修の日から一ヵ月が経った。
順番に研修を行っていき、今は斗真がサロンへと研修へ行っている。
たった二週間といえど、未希と同じ職場で働けるとかなり有頂天でいったけれど、その姿はたった一日で消え失せていた。
やはり斗真もサロンでの想像以上の激務に心底疲れてしまったようだ。
ましてや未希と関わることなど一切なかったらしく、余計に。
一日目から既に愚痴のメールが入っていた時は、つい笑ってしまった。