完璧上司は激甘主義!?
「っもー!ふたりともそんな顔しないでよ」

ふたりの視線に耐えきれなくなり、大袈裟に笑いながらスーパーで買ってきたフライドポテトを頬張る。
だけどふたりの表情は一向に変わらないまま。

やだな。
ふたりしてそんな顔してほしくないのに。

「ほら斗真!斗真が好きな肉団子、早く食べないと私が全部食べちゃうよ?」

目の前に座る斗真は「あぁ」と力ない言葉を返すだけ。

分かっているよ。
私が失恋決定したんだもの。なんて言葉をかけたらいいのか、分からないんでしょ?
だから私はこうやって無駄に元気に演じるしかないじゃない。

キュッと胸が痛い。
だけどふたりにこれ以上、心配かけたくない。
そんな気持ちが入り交じる中、未希は私の手をギュッと握りしめてきた。

「麻帆、いいの?このまま南課長に自分の気持ちを伝えないまま、終わりにしちゃって」

「えっ?」

横を見れば、未希は私の手を握ったまま訴えかけるように言ってきた。
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