完璧上司は激甘主義!?
それからも忙しい毎日は続き、俺は邪念を払うように以前にも増して仕事に没頭していった。
休日出勤や残業は当たり前。
だけど自然と辛いとは思わなかった。
それはやっぱり俺にとってこの仕事は、天職だからなのかもしれない。
「さすがに疲れたな」
二十時過ぎ。
手を休め周囲を見渡せば、オフィスに残っているのは数人だけだった。
定時をとっくに過ぎているし、出来るならここで帰宅したいところだがそうもいかない。
首を回し、珈琲でも飲んで息抜きしようと思い、立ち上がり給湯室へと向かう。
するとなぜか給湯室からは灯りが漏れていて、微かに女性の声が聞こえてきた。
その声は近付くとより鮮明に聞こえてくる。
「あー……もうどうしよう。締切までに間に合うか心配なんだけど」
「私もだよ」
発しられたキーワードに思わず足は止まり、気付かれないよう身を潜める。
そして給湯室を覗けば、やはり声の主ふたりは中村と田村だった。
“締切”というワードを聞いて、なんとなくそうだろうとは思っていた。
四人とも誰ひとりとして相談に来ることはなかった。
それぞれで頑張っているのだろうとは思ってはいたが……。
本当に頑張っていたんだな。
休日出勤や残業は当たり前。
だけど自然と辛いとは思わなかった。
それはやっぱり俺にとってこの仕事は、天職だからなのかもしれない。
「さすがに疲れたな」
二十時過ぎ。
手を休め周囲を見渡せば、オフィスに残っているのは数人だけだった。
定時をとっくに過ぎているし、出来るならここで帰宅したいところだがそうもいかない。
首を回し、珈琲でも飲んで息抜きしようと思い、立ち上がり給湯室へと向かう。
するとなぜか給湯室からは灯りが漏れていて、微かに女性の声が聞こえてきた。
その声は近付くとより鮮明に聞こえてくる。
「あー……もうどうしよう。締切までに間に合うか心配なんだけど」
「私もだよ」
発しられたキーワードに思わず足は止まり、気付かれないよう身を潜める。
そして給湯室を覗けば、やはり声の主ふたりは中村と田村だった。
“締切”というワードを聞いて、なんとなくそうだろうとは思っていた。
四人とも誰ひとりとして相談に来ることはなかった。
それぞれで頑張っているのだろうとは思ってはいたが……。
本当に頑張っていたんだな。