完璧上司は激甘主義!?
咄嗟にポケットに小銭が入っていないか確認したものの、ズボラなくせしてこういう時だけズボラじゃなかったりする。
財布はもちろんオフィスだし。
「……すみません、ごちそうになります」
好意に甘えて奢ってもらうことにした。
南課長は椅子に腰かけ、缶コーヒーを飲んでいる。
その姿さえカッコイイと思えてしまい、チラチラと見つめてしまう。
これから怒られると分かってはいるものの、こんな風に会社でふたりっきりになれるなんて、なかなかない機会だし。
心の中で呟きながらもふちを開け、奢ってもらった紅茶を一口含むと、私の大好きなレモンティーだった。
もしかしてこれも、南課長は私の部屋を隅々まで知っているから?
掃除をしたときにレモンティーのストックがあったから?
だから紅茶の中でもわざわざレモンティーを買ってくれたのだろうか?……それともただの偶然?
小さなことなのに、いちいち期待してしまう自分が嫌になる。
南課長にとって私はただの部下でしかないのに――……。
もう何度も何度もそう自分に言い聞かせてきたっていうのに……。
自己嫌悪に陥っていると、なぜか南課長は私の様子を窺うように聞いてきた。
「……どうしてひとりで行ったりしたんだ?」
財布はもちろんオフィスだし。
「……すみません、ごちそうになります」
好意に甘えて奢ってもらうことにした。
南課長は椅子に腰かけ、缶コーヒーを飲んでいる。
その姿さえカッコイイと思えてしまい、チラチラと見つめてしまう。
これから怒られると分かってはいるものの、こんな風に会社でふたりっきりになれるなんて、なかなかない機会だし。
心の中で呟きながらもふちを開け、奢ってもらった紅茶を一口含むと、私の大好きなレモンティーだった。
もしかしてこれも、南課長は私の部屋を隅々まで知っているから?
掃除をしたときにレモンティーのストックがあったから?
だから紅茶の中でもわざわざレモンティーを買ってくれたのだろうか?……それともただの偶然?
小さなことなのに、いちいち期待してしまう自分が嫌になる。
南課長にとって私はただの部下でしかないのに――……。
もう何度も何度もそう自分に言い聞かせてきたっていうのに……。
自己嫌悪に陥っていると、なぜか南課長は私の様子を窺うように聞いてきた。
「……どうしてひとりで行ったりしたんだ?」