完璧上司は激甘主義!?
さっきまで座っていた場所にもう一度腰を下ろし、残りの料理を口に運ぶ。
だけど料理はすっかりと冷め切っていて、先ほどまでの美味しさを感じることは出来なかった。
「取り敢えず会社行かないと……」
ここで遅刻などしたら、ますます南課長の中で私の印象は悪くなるばかりだ。
まだチャンスがあるのなら、せめて仕事だけでも頑張りたい。
南課長が用意してくれた朝食を全て完食し、食器を持ってキッチンへと向かう。
食器を洗っている間も、会社へ行く準備をしている間も、ずっと頭にあるのは南課長の言葉ばかり。
そのたびに自分の自業自得な行動を思い出しては、深い溜息ばかり漏らしてしまっていた。
「新さーん!」
「……田村さん?」
あれから自己嫌悪に陥りながら会社へと向かい、最寄り駅で降り歩いていると急に私を呼ぶ声が聞こえてきた。
その声に驚きつつも、目を凝らして見るとそこで手を振って私を呼びかけていたのは、田村さんだった。
「良かった~!会えて」
すぐに田村さんの元へ駆け寄ると、田村さんは私の顔を見るなり安心したようにホッと胸を撫で下ろした。
「もしかして待っててくれたの?」
「うん。……ほら、昨日は散々付き合せちゃったからさ。私、途中で記憶失くしちゃって。だから心配だったの。ちゃんと新さん家に帰れたか。だけどよかった。こうやって出勤してきたってことは、無事に帰れたってことだよね?」
だけど料理はすっかりと冷め切っていて、先ほどまでの美味しさを感じることは出来なかった。
「取り敢えず会社行かないと……」
ここで遅刻などしたら、ますます南課長の中で私の印象は悪くなるばかりだ。
まだチャンスがあるのなら、せめて仕事だけでも頑張りたい。
南課長が用意してくれた朝食を全て完食し、食器を持ってキッチンへと向かう。
食器を洗っている間も、会社へ行く準備をしている間も、ずっと頭にあるのは南課長の言葉ばかり。
そのたびに自分の自業自得な行動を思い出しては、深い溜息ばかり漏らしてしまっていた。
「新さーん!」
「……田村さん?」
あれから自己嫌悪に陥りながら会社へと向かい、最寄り駅で降り歩いていると急に私を呼ぶ声が聞こえてきた。
その声に驚きつつも、目を凝らして見るとそこで手を振って私を呼びかけていたのは、田村さんだった。
「良かった~!会えて」
すぐに田村さんの元へ駆け寄ると、田村さんは私の顔を見るなり安心したようにホッと胸を撫で下ろした。
「もしかして待っててくれたの?」
「うん。……ほら、昨日は散々付き合せちゃったからさ。私、途中で記憶失くしちゃって。だから心配だったの。ちゃんと新さん家に帰れたか。だけどよかった。こうやって出勤してきたってことは、無事に帰れたってことだよね?」