LOVEPAIN⑤
「化粧落としないから、
ちゃんと落ちなかったんです……」
洗顔フォームでけっこう擦ったけど、
綺麗には落ちなかった
「眼鏡、邪魔」
ナツキは掛けていた眼鏡を外すと、
それを枕元に置いた
「見えてます?」
「俺、近視だから見える。
近くは…」
私の顔に顔を近付け、
そのまま私にキスをして来る
軽く触れ、離すと、
照れ臭そうに笑うから、
私も笑ってしまう
「あれなんだけど。
前にお前とヤッた時と違って、
妙に照れ臭いんだけど…」
「私も…」
前にナツキとセックスをした時は、
私とナツキの関係は本当に薄っぺらなもので
須田を通じて、
接点があるくらいで
けど、今は違うからかな
その行為で、ナツキと体だけじゃなくて、
心も繋がれるような気がしてしまう