私は彼に愛されているらしい
「倦怠期かなあ。」
「え?」
「私、ずっとモヤモヤしてて。でも言い出せなくて。」
「あの…倦怠期って何が?」
なかなか話が見えてこないアカツキくんは完全に困っているのが分かる。
言葉を続けたいのにそれ以上何も言えなくなってしまって私は俯いてしまった。
こんなことをしに来たんじゃないのに、私一体何やってるんだろう。
「みちるさん?」
もう帰ろう、そう思った瞬間に名前を呼ばれて私の中で何かが切れた。
「アカツキくん。」
それ、地雷です。
「なんでいつも、さん付けなの!?」
「え?」
「敬語も、イマイチ抜けきってないって言うか…なんか距離感があるって言うか。」
「ちょ…え?みちるさん、ちょっと待っ…。」
「ほらまた、さん付けした!」
睨むように見上げるとまるでアッパーをくらったようにアカツキくんは顎を上げて困ったように天井を仰いでいた。
思考を巡らすように視線も定まらず彷徨っている。
本当に困ってる?それとも、呆れてる?
でも口に出してしまった私の感情はなかなか治まらなくて、涙も溢れ出しそうになってるのよ。
「え?」
「私、ずっとモヤモヤしてて。でも言い出せなくて。」
「あの…倦怠期って何が?」
なかなか話が見えてこないアカツキくんは完全に困っているのが分かる。
言葉を続けたいのにそれ以上何も言えなくなってしまって私は俯いてしまった。
こんなことをしに来たんじゃないのに、私一体何やってるんだろう。
「みちるさん?」
もう帰ろう、そう思った瞬間に名前を呼ばれて私の中で何かが切れた。
「アカツキくん。」
それ、地雷です。
「なんでいつも、さん付けなの!?」
「え?」
「敬語も、イマイチ抜けきってないって言うか…なんか距離感があるって言うか。」
「ちょ…え?みちるさん、ちょっと待っ…。」
「ほらまた、さん付けした!」
睨むように見上げるとまるでアッパーをくらったようにアカツキくんは顎を上げて困ったように天井を仰いでいた。
思考を巡らすように視線も定まらず彷徨っている。
本当に困ってる?それとも、呆れてる?
でも口に出してしまった私の感情はなかなか治まらなくて、涙も溢れ出しそうになってるのよ。