妖とわたしの時間
わたしは、手を止めてスマホの画面を見つめたまま絵実莉にそう聞いてみる。

「え?ないよ。だって、桜月川神社のお祭りって今日だよ?」

絵実莉は、腰に手をあてながらそう言う。

「・・・だ、だよね。」

わたしは、苦笑いで返す。

「なんかあったの?昨日。」

「う、ううん。何でもないの。わたしの夢の話。ちょっと、ボケてるみたい。」

そう言って、わたしは頭をかく。

「ふーん・・・まあ、いいや。早く、夏さんに連絡して色々決めてよ。」

「そ、そうだねっ・・・。」

わたしは、なっちゃんの番号にかける。
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