甘い甘い誘惑
「優里は、俺の事、何にも知らないんだ。
普段は、大学に通っているんだけど、
今、4年生で、単位もほとんど、取って
あるし、就職も決まって、先月、車の免許も
取ったから、やっと、余裕が、出来たとこ。」

「ちなみに、今日が誕生日で、22歳」

「う・そっ!ご、ごめんなさい。私、
何にも知らなくて、プレゼント何にも、
用意しませんでした。」

「いいよ、いいよ。
気を使ってもらわなくても。
それに、知らなかったんだし。」

『優し過ぎだよ。』

そう思った。
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