甘い甘い誘惑
「優里は、3年生だろ。」

「何で、知ってるんですか?」

「俺、優里の通ってる高校通ってたから、
前、店に来た時、鞄の中から財布出す時に、
教科書が、ちらっと見えたから、それで
分かったんだ。」

『そんな所まで、見られてたんだ。』

感心してると、

「再来月、誕生日だろ。」

『この人、何で、知っているの?』

疑問が、よぎる。


「今、何でって思っただろう。」

『バレてる。』

「メルアド、単純に誕生日にしてるから、
すぐ、分かったよ。」

「あのメルアドは、個人情報バレバレだから
やめたほうがいいよ。…うーん、例えば、
…そうだなーあ、〈かなめラブ〉とか?」

「…。」

「冗談、冗談。それでも、いいけどね。」

「いやっ!って言うか、い、嫌ではなくて…。」

「っぷ!」

笑われてしまった…。


「じゃあ、俺の誕生日だからっと言うことで
お願いがあるんだけど…。」

「何ですか?」

「俺を〈かなめ〉って、呼び捨てで呼んで
欲しいんだけど」

「…、か・な・め、ですか?」

「ok~!」

と言って、『』くしゃくしゃ~』と私の頭を
撫でてきた。
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