甘い甘い誘惑
「高崎さーん、2名様。」

と、店員さんの呼ぶ声がした。


「はい。」

要さんが返事をした。


店員さんが、奧の方の席に案内してくれる。


向かい合って、席に着いた。


『やっぱ、目の前に座ると、眩し過ぎて
直視でいないな』

とボーッとしてると、

「今日のランチにする?」

と聞かれ、何も見ずに、

「はい。」

と答えてしまった。


要は、すぐに店員さんを呼び注文してくれる。


「お客様、お飲み物は、コーヒーと紅茶、
アイスとホットどちらになさいますか」

と聞かれ

「俺、アイスコーヒー、優里は?」

「私も一緒で」

「食後でよろしいですか」

「いいよな。」

とこっち見て、聞かれ

「はい。」

と答えた。
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