大っ嫌いなアイツに恋をした。
少し横目で後ろを見ると、黒い影がついて来ているのが見えた。
もしかして、つけられてる!?
そんなわけないと、思い切って振り返ろうと思ったけど、身体が動かない。
なぜか少し、身体が震えているような気がした。
どうしようか、なんて考えている暇もなくあたしは勢いよく走り出す。
すると、黒い影もあたしに合わせて走り出した。
もう!どうしてついてくんのよっ!
いち早く角を曲がり黒い影を待ち伏せをする。
そして、現れた瞬間…
「この、不審者野郎っ!覚悟!」
飛び蹴りを思い切りくらわせてやった。