大っ嫌いなアイツに恋をした。



少し横目で後ろを見ると、黒い影がついて来ているのが見えた。


もしかして、つけられてる!?



そんなわけないと、思い切って振り返ろうと思ったけど、身体が動かない。


なぜか少し、身体が震えているような気がした。


どうしようか、なんて考えている暇もなくあたしは勢いよく走り出す。


すると、黒い影もあたしに合わせて走り出した。


もう!どうしてついてくんのよっ!



いち早く角を曲がり黒い影を待ち伏せをする。


そして、現れた瞬間…


「この、不審者野郎っ!覚悟!」



飛び蹴りを思い切りくらわせてやった。






< 165 / 415 >

この作品をシェア

pagetop