JOKER
「お姉ちゃんは、、、それで、寂しくないの?」

「寂しかった」


あたしは心羽の言葉に、即答する。


「でも、そんな感情も、、、忘れた」


寂しいとか言う感情より、あたしの中にある復讐心の方が強かったからなのかも知れないけど。


「なら、、、心羽も、忘れられる?寂しいとか思わなくなる?ママに、、、愛されなくても、平気で、、、居れる?」


心羽は今にも零れ落ちそうな涙たちを必死で堪えながら、あたしのことを見る。


「そのためには、、、心羽が、ママのことを嫌いにならなきゃいけない。出来る?」


無理だろう、な。


そんなこと、こんな小さな子供に出来るわけが無い。


出来ないことをわかっていて、こんな条件を言うあたしは、どうしようもない大人だ。

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