私の彼氏はおデブさん
しっかり藤崎君の目を見ながら、内心は緊張してドキドキしていた。





もう許して貰える事はないのかもしれないけど、私は藤崎君と前みたいに話がしたい。




恋人に戻れなくても、嫌われているのは嫌だから……。







「好きにして?じゃあ好きにさせて貰う」






また歩き始める藤崎君に手を引っ張られると、今度はもう片方の手を相沢さんに掴まれた。



と、すぐに地獄の底を這うような声で相沢さんは言った。







「藤崎よ。涼花をつれていくなら……私をころしていけ」


「は?やだ。てか簡単にしなないだろ、相沢は」


「お前、絶対涼花の事好きだろ!!どうなんだ藤崎ー!!涼花と仲直りしてやってくれー!!」


「うるさいし。第一、未練あるのはそっちだろ?玉川の事まだ好きなくせに。橘をくっつけるような事するなよ」






藤崎君の言葉に、ついに相沢さんは本気で怒ったようだった。



目を向き出すかのように見開いて、藤崎君を睨みつける。






「お前……マジ人が変わったな……痩せたらそうなんの?私だってなぁ!痩せてたらこんなに苦労してないわぁぁ!青ちゃんから愛されてるって自信だって持ててたわぁぁぁ!」


「相沢さん……ごめん。やっぱりまだ玉川君の事好きなんだね」


「あったり前の前田さんだ!!青ちゃんから愛されてぇよ!!……でも、もう無理なの……青ちゃんは、涼花の事が好きなの……」





謝る私に叫ぶと、急に大人しくなって泣き始める。



そんな相沢さんを見て、やっぱり玉川君とのデートを断ろうと思った。
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