私の彼氏はおデブさん
藤崎君の家の前に着いた後、相沢さんがすぐインターフォンを押した。




するとしばらくしてドアを開けて出てきた藤崎君の顔は、驚いているんだけど不快感も表れていて、どうしてそんな顔をするのか疑問に思うような表情だった。






「何で相沢と橘がここに……?」


「今日泊めて!」


「……は?絶対嫌」





相沢さんの言葉を聞くと、藤崎君は途端にこれでもかってぐらい顔を歪める。



(どういう事だろう……まさか藤崎君、今日私達が来る事を知らなかったのかな?)




「美少女2人が家に泊まるんだぞ!?もっと喜んでよね!」


「帰れ」





バタンと藤崎君がドアを閉めると、相沢さんはわなわなと体を震わせ始めた。
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