野球してる君が大好きです。

揺らぐ気持ち*

次の日、
体調が良くなり、
学校に行けるようになった。

悠斗くんにもたくさん迷惑かけちゃったし、なにかお礼がしたい。

そう思って、
弁当を作って行くことにした。



「食べてくれると嬉しいな…」


そう思って学校に向かう。










学校について…。
教室に入ると…


「帆乃香!昨日…」
胡桃がなにか言いたそうにしてる…



「き、のう?」
「陽斗くんが探してたんだよ?」
「え?なんで?」

そう言ったとき、
扉がガラッと開いて

千陽と陽斗が入ってくるのが
目に入った。

あ、れ…


なんでそんないやそうな顔してるの…。





千陽のこと、好きなんじゃないの…?





ほんとどしたの…






「おかしいよね…。陽斗どしたのかな…あはは。はは…」


笑えない。
笑ったら陽斗の心に傷をつけてしまう…


私は椅子に座り込んだ…









そのとき、陽斗が私の腕を引っ張って
教室の外に出る。











「え、ちょ…」

なにも言わないまま
屋上の入り口のところまで
連れて来られた。


「は…る、と…?」

そう言ったら
不意にぎゅっと抱き締められた。


今までよりも強く…。

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