キミとネコとひなたぼっこと。~クールな彼の猫可愛がり方法~
 
。。


「おじゃまします」

「どうぞどうぞ~」

「ごめんね。何度も通っちゃって」

「全然大丈夫よ。あの子のためだし、私も美夜子と会えて嬉しいから。ネコがいるとはいえ、家に一人でこもってるのって結構疲れるの」


そう言って嫌な顔ひとつせずに笑ってくれた璃世に促され、私は璃世の家のリビングにお邪魔する。

来るたびに思うけど、ネコがいるとは思えないほどキレイに片付いた家だ。

スタイリッシュなのに、どこかあたたかみを感じる空間で、自分の家ではないのにほっと落ち着ける。

それもこれも璃世が建築部を卒業していて、建築やインテリアに精通しているからだろう。

ネコが過ごしやすいように設置されたキャットタワーやキャットウォークもインテリアにばっちりはまっている。

璃世のセンスは素人目の私から見ても抜群で、私も一人暮らしを始めた時や引越しをした時には、璃世に手伝ってもらったものだ。

友人の特権というやつで、もちろんそこにお金は発生するはずもない。

そんな璃世は4年前に結婚してからは建築やインテリア関連の在宅ワークをしているらしい。

ここ3週間ほどは仕事が終わった後、私は璃世の都合に合わせて、その子猫に会いに通った。

それと同時に、子猫を飼うためのあらゆる準備をしたり、マサコちゃんも通っているという動物病院をすすめてもらったり、璃世にネコの飼い方や習性を伝授してもらったりもして。

私はこの時はもう、その子猫と一緒に生活をしていくのだと強く心に決めていた。

 
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