囚われる心と体
目が覚めると私は卓人の腕の中だった。昨晩の事を思い出すだけで体中が火照る。1人で顔を赤くしたり青くしたりモゾモゾと動き回っていたら頭上から大魔王の声が。
「朝からすいぶんと元気だな」
「ひいぃっ。…ごめんなさい」
「そんな体力あるなら襲ってやるよ」
ひょええぇぇ…やめてくださいぃぃ…。
「由愛はずっと俺に溺れてればいい」
恐怖の大魔王くせに甘い言葉を投げかけてくる彼にまんまと心も体も囚われてしまった。きっと私はこの強引で俺様な男から逃れることは出来ないだろう。でもそれでもいいかと思ってしまってる自分がいる。
白馬の王子様を夢見て待っていたけれど、黒馬に乗って現れた腹黒王子が私の心も体も連れ去った。
FIN
