レンタルな関係。-続々編-(仮)

「あ、先程お隣のお部屋にうかがいまして、7時からお部屋食で承りましたけど良かったですか?」


「ああ、それぐらいでちょうどいいだろ」



ちらり、と壁掛けの時計を確認した流川が私に近づいてくる。



「って、ちょっ、流川っ?」



おもむろにお姫様抱っこされた私がびっくりしていると。



「つーわけで、俺たちはこれから部屋の露天に入るから。こいつの浴衣脱がさねーとなんねーし、退散してくれるか?」



へ?? 



「……はっ!! いやおやあわっ! で、では、これにて失礼いたしまするっ!!」



顔を真っ赤にした仲居さんは、大慌て。


ズルズル滑りながらやっと立ち上がって、



「ご、ごゆっくりお肌を擦り合わせてくださいましーーっ」



いろいろ突っ込む間もなく、あたふたと部屋を出ていった。

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