神恩のヘルへヴン

7つの種族

「フレン、フレン、起きて~!下に降りて来られるー?ご飯よ~」


下のリビングの方から自分を呼ぶ声がする。


「ハーイ、ちょい待ってて~」



元気に返事をすると、元気に飛び起きた。ガンッと鈍い音が。飛び起きた拍子に思い切りベッドの角に頭をぶつけたのだ。



「いって!ちくしょ……」暫く頭を押さえて呻いた後、着替えを済ませて下へ降りていった。母親は、フレンのおでこ辺りをちらりと見て納得したようにぷっと吹き出した。
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