3センチメートルの恋。



私が自分の気持ちを
押し殺してる理由が実はあるの。

1つは、年の差で。


もぅ1つは…


私が高校一年生の頃…。






―――――――




「いぇ~い学校おっわり~!!」


うふふっ今から壱にぃの部屋に
こっそり入って驚かそう作戦を実行させるの!

3日前から作戦を立ててたんだっ



勝手に入ってもいい仲だから
できることだよね~




「よっしゃ!!足音たてないよう!

いざ出陣だぁ!」



ガチャッ…



さささっ…



よし、ゆっくり階段を登って…



………………。





よし!ばれてない。
あとは驚かすだけ…


「はぁ!?ないない。」


「まじで???俺あると思ったのに~」


あっ…友達来てた…
作戦失敗だぁ~


そして落ち込んでいる時に
耳にしてしまったんだ。


一番聞きたくなかった言葉。








「だから何回も言うけどさ??

年下は無理だって―の!!」









…今の声。




壱にぃ…。





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