【完結】ホイクメン!
久しぶりのキスの相手は職場の“後輩”。


だけどプライベートでは、ずっと思い続けていた愛しい人・・・。




信明は時折自分の舌で唇をなぞる。


丁寧になぞられた唇は、火傷をせずとも熱を帯びていただろう。




「フフッ・・・。」




小さな笑い声と共に彼の唇が離れていく。


呆然とする私を見つめ、信明は悪戯っ子のような笑みを浮かべたまま満足気にこう言った。




「消毒完了っ!」




にんまりと浮かべるその笑顔を見ると、唐突な出来事に対して文句を言う気も失せてしまう。




決して嫌ではない。


だけど、今朝目覚めてからの彼の行動があまりにも不可解すぎて・・・。
< 151 / 485 >

この作品をシェア

pagetop