【完結】ホイクメン!
アジアン雑貨が並ぶ准一の部屋。


私は勧められるまま麻布の掛けられたソファーに座り、彼はビーズクッション素材でできた体にフィットする1人掛けソファーに腰を下ろした。




「これ、ゴワゴワするんだけど・・・。」




背中に触れる麻布を指差し、茶化すような口調で准一に話し掛ける。




慣れない感触の麻布が肌に触れ、何とも言えない違和感を覚えていた私。


本来このソファーは、人が座るためのものではないのだろう。




「そこ、本当は荷物置き場だから。」




「あ、そう・・・。」




荷物置き場に座らされた私。


だけどこのソファー以外に私が腰を下ろせる場所はない。
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