10年越しの再会
「ちょっ!なにしてんの?!おろして!おもいけん、あたし!」
『うるさい動くな暴れるな』
はぁ?!なんでだし!なんで怒ってんだし!意味わからん!
智希は手洗い場に着くと自分のバッグからスポーツタオルを取り出し水で濡らしてから私の目にそっと当ててくれた。
「……ごめん、ありがとう。」
『………』
「……何か怒っとる?」
『…なんでこんななるまで片付けしてたんだよ』
「……あっと、片付けな帰れんし」
『そんなんこうなるまでする事やないやろ!あん時俺が来とらんやったらお前倒れとったやんか!』
「……ごめん。…あ、そうだ。なんでまだ学校おると?帰ったと思いよったんに」
『え?あ、あーっと…ちょっと話あって………教室で待っとった』
教室で待ってたけど遅いなって思って資料室見に行ったらちょうどあたしが倒れかけてるところだった、らしい。
「素晴らしいタイミングやね」
ははっと笑うと笑い事じゃなかろーがとど突かれた。