Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
バカ…


胸がギュッってなったじゃん。




つか、"守れなくてごめんな"って…

セージさんは、すげー守ろうとしてくれたし…

アタシが突っぱねてただけで…



"甘えとけ"

甘え下手なアタシに、いつもそう言ってくれたよな…


そしてアタシは、すでに甘えて…

セージさんに寄りかかってきたよな…







「寄りかかる相手がいるって、いいな…」


「ん?」
ピンときてないセージさん。


「待たせてた返事だよ…

ナオの事、忘れさせてくれんだろ?
…セージ」



セージは驚いて一瞬固まったあと、

「咲陽っ!!

忘れさせてヤルよ!
今度こそ、俺が絶対守ってヤル!」

って、思いっきり抱きついてきた。


「セージ…病院!」

「関係ねぇよ」



あーも…!


まいっか…



これでいいよな…?




アタシも前に進まなきゃな…


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