太陽のあいつ《完結》
「サオリ…
悪いんだけど、ナオキに部活休むって伝えてくるから、
ちょっと待ってて。
15分で戻るから」


「分かった…。
じゃサオリ…
カバン取りに行って校門で待ってる…」


「了解!じゃ待ってて」



俺はサオリの肩をポンと叩き、
小さく微笑んだ。


カバンを持って教室を出ると、
自然と駆け足になってしまう。


サオリを待たせないように駆け足になるのか、
それともアツシに早く会いたかったのか…
俺にも分からない。


ただ、
ウソを付いた自分が情けなくて…
辛くて…
このまま、
どこかに逃げ出したかった。
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