太陽のあいつ《完結》
「あのさぁ…
前に借りていたTシャツを返そう…と思って…」



そう言いながら、
カバンからビームスの袋を取り出した。



「あ、そうだったな…。
俺も忘れていたよ」



忘れていた…か…。


俺に貸したこと何て、
大したことじゃないよな…。



アツシの一言一言に
過敏に反応してしまい、
胸が締め付けられる。


袋をアツシに渡し、
「ありがとう」と告げると、
俺は背を向けて去ろうとした。
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