心も、とろけるほど愛して



そのアンティーク調の椅子に似合うかのように洗練された女性が座っていた。



「ゆっくり話をするつもりないです」



きっと私が思っている事と目の前で強かに座り紅茶を口へ運んでいる月子さんの言いたい事は同じ。



カチャンと小さな音を立てティーカップはテーブルの上に置かれ



目の前に立っている私を見下すかのように見つめると溜め息と息を一緒に吐くように彼女の口は開いた。



「七瀬さん、正直に言いますね、東堂流哉との関係を愛人と言う立場で落ち着いて欲しいの」



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