心も、とろけるほど愛して
もう少し時間があれば、何とかなるものなのかもしれないけど資金に関して私に、どうにか出来るものでは無いと分かっている。
だけど...悔しい、こんな人に流哉を渡したくない。
「分かりました」
手をクっと掴み下唇を噛むと私は月子さんに背を向け、そのまま部屋を後にした。
もっと言いたい事はあった。
だけど、これ以上言っても、この状態が変るとも思えなかった。
それに流哉の夢が潰されてしまう。