心も、とろけるほど愛して
初めて会った時の流哉は自信に満ち溢れ獣のように捕らえた獲物は逃がさない、そんなスタイルだった。
いまじゃ...それどころか倒れてしまう。
この辺が潮時なのかもしれない。
いつものように流哉のマンションへ行き2人で夕飯を食べている時、私は口を開いた。
「流哉...話しがあるんだけど」
流哉は手に持っていた箸を止め目の前にあるビールを口に含んだ。
「俺も話したい事があるんだ」
きっと、この結婚には無理があるって言うのかもしれない。