心も、とろけるほど愛して



何を祈っているの?


「流哉...」
「ん?」
「何を祈っているの?」
「あ...ちょっとな」



目を開けチラっと私を見つめてからそう言って合わせていた手を離すと私の手を掴み本堂を後にしてから今日泊まる予定の旅館へと足を進めた。



「東堂様お待ちしてしていました、お荷物をお預かりいたします」



仲居さんは、流哉の持っている荷物を手に取り旅館の中を案内する。



< 338 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop