心も、とろけるほど愛して



本当に変だった、流哉が片言しか喋らないから。



そして本堂に入ると流哉は小銭をお財布から取り出し15円を私の手に平に乗せる



「十分のご縁がありますようにな」
「15円ってそう言う意味なの?」
「まぁ、そうだな」



流哉は、ふっと息を吐くように軽く微笑んだ、これも何だか微妙に思えた。



2人でお賽銭箱に小銭を入れると2回ほど手を打ち合わせ祈る。



ずっとこのまま2人永遠に一緒にいられますようにと祈りを込め。



目を開け流哉をチラリ見つめると、まだ何かを祈っているようだった。

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