心も、とろけるほど愛して



カツンカツンとヒールの踵を鳴らし見慣れた


ドアに手を掛けると鼓膜の奥に、いつものざわめきが聞えて来た。



「うり、いらっしゃい」



店のドアを閉めると、ざわついた人波の中に視線を落とし



「蓮、バーボンちょうだい、それとツケでおねがい」



ふっと蓮に視線を向けると金無いのに呑みに来るなって顔をしていた。


っう・・・ほんとに今月はピンチなの。


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