冷たい彼は旦那さま

「は?何言ってるの?」


「翼さん、他の人の匂いがするから…。シャツにもっ……ぅっ、口紅が、グズッ……ついてたから」


ねぇ、翼さん。


両想いになってもやっぱり分かる事は片手で数えられる程です。


だけど、それでもやっぱり幸せ過ぎて笑っていられた。


それももう、駄目なのかな?


「遥、ごめん。傷つけてゴメン。けど、誤解だから」


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