おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
また体を休めたら赤ちゃんできるように頑張ろう。



そう思えるくらいになったのは、次の生理がきたあたりの日だった。



生理が赤ちゃんの痕跡を全て消していく…
あの子のために用意されていたベッドは、また次の子のために整えられていく。




「ありがとう。また、よろしくね。」



心の中で、あの子を3ヶ月支えてくれた体にお礼を言う。

頑張って、赤ちゃんを守りたかったのにそれができなくて一番悔しいのは私の体。
また一緒に頑張れるのもこの体があるからだ。



全てを洗い流すための生理の色はいつもよりも綺麗な色だった。








まずは、次の子を考えるためになぜこうなったのか、どうしたら流産しないのかを調べることにした。


ありがたいことに今の時代、情報はすぐにスマホから得ることができる。



今まで考えることのなかった妊娠、流産、そしてわたしの抱える子宮の奇形。

それを調べられるだけ調べた。

一日中携帯を持って離さないくらい夢中になって調べた。





必ず、次はこの手に元気な赤ちゃんを抱くために。



そして導きだされた言葉が


「不育症」


という言葉だった。


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