おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
2回目の流産手術は、淡々とすすんでいった。


看護婦さんの
「つらいですね…」
って言葉も、どこか他人事のように聞こえてた。



あなたになにがわかるのよ




黒い気持ちが私を包む。




私は…
明るくて元気な子でとおってた。
職場も、友達の間でも、ご近所でも。


「麻那先生といると明るくなれる。」
「みんなのムードメーカーだね。」



失敗しても、落ち込んだ時も


「失敗は成功のもと!次、次!」


って、前向きなのが私らしさだった。

私はそんな自分が好きだった。
いつでもそんな自分でいたいと思った。







今の自分は…私じゃないみたい…





暗くて、後ろ向きで、ひがみっぽくて…




私なんて大嫌い。




そんな自分に自信がなくて…



外へ誘ってくれるたくさんの友達の声をなにかにつけて断った…

内へ内へ…




段々歪んでく自分に気付いても直そうとも思わなかった。



どうしてこうなっちゃったんだろう…









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