おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
「え!!麻那先生も妊娠したんだ!!」
「本当に!!そっか~」



妊娠の報告を聞いた先輩保育士たちは揃ってえ~!!というような大きな驚きの声と一緒に身を乗り出した。



「あ、はい。まだ初期の初期なんですけど…ご迷惑かけると思って…すみません。」



先輩保育士たちの驚きように面食らいながらなぜか謝る私。



あれ?なんか考えてたのと…なんか違う…?
しかもなんで私、謝ってるんだろ。



「そっか~じゃあシフト考え直さなきゃね~。朝はつらいし………」
「○○先生なら朝もできるんじゃなかったかしら」
「でも良かったね!子ども可愛いわよ~予定日はいつ?」



「あ、3月なんですけどっ」



少しだけわいた疑問を胸の中に戻し、答える。



「朝、一人減っちゃうと厳しいかな…
あ!でも気にすることないわよ。おめでたいことだもんね!
おめでとう。麻那先生。」

「そうそう!おめでとう!」



ついでみたいなお祝いの言葉。

良い職場関係を築けていたはずの仲間たちの態度に少しだけ…本当に少しだけがっかりする。



確かにこれから迷惑もかけるはず。
贅沢は言っていられない。



「シフトはなんとかするから…一応聞いておくけどいつまで働こうとおもってる?」


まだ全然いつも通りの体なんだけどな…
そう思いながら答える。


「ギリギリ働けるまで働こうと思ってるんです。普通はだいたい2ヶ月前くらいまでですか?」


「妊娠は個人差あるからそうは言ってもなかなか思い通りにいかないよ?つわりもあるし…
とにかく初期は大事だから無理しないようにね」






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