おかあさんになりたい。 ~天使がくれたタカラモノ~
時刻は夕方の6時頃。
電話の相手は陽だった。
「もしもし?大丈夫?」
「………つらい…」
つわりがきつくて夕ごはんは作れない日が続いていた。
陽には悪いけど落ち着くまではコンビニやスーパーのお弁当や、簡単に作れるメニューで済ませていた。
吐かないでいられるのは助かっていたけれど、逆に吐けない苦しさ。
気持ちは食べたくないのに胃に何かが入っていないと起き上がれないくらいのムカムカが襲う。
食べられるだけましだね。
とは言われるけど私にとっては食べないとつらいから食べられる物を探す毎日だった。
「今日も買い物した方がいいよね?
何が食べられる?」
毎日の電話は私の夕ごはんを買うための電話。
気分が良い日は近くのスーパーになんとか買い出しに行けるけど3日に1度行ければ良い方だった。
夏の暑い日差し、ろくに食べ物を食べれず貧血ぎみの体に、メイクしても意味がない程荒れ放題の肌。
外に出るのが嫌になるには十分な状況が揃っていた。
一日中家にこもってなんかいられない!
というくらいの行動派だった私は初めて引きこもりの気分を味わっていた。
「ごめんね…陽は好きなもの買ってきてね。
私は………」
言いかけて言葉が止まる。
電話の相手は陽だった。
「もしもし?大丈夫?」
「………つらい…」
つわりがきつくて夕ごはんは作れない日が続いていた。
陽には悪いけど落ち着くまではコンビニやスーパーのお弁当や、簡単に作れるメニューで済ませていた。
吐かないでいられるのは助かっていたけれど、逆に吐けない苦しさ。
気持ちは食べたくないのに胃に何かが入っていないと起き上がれないくらいのムカムカが襲う。
食べられるだけましだね。
とは言われるけど私にとっては食べないとつらいから食べられる物を探す毎日だった。
「今日も買い物した方がいいよね?
何が食べられる?」
毎日の電話は私の夕ごはんを買うための電話。
気分が良い日は近くのスーパーになんとか買い出しに行けるけど3日に1度行ければ良い方だった。
夏の暑い日差し、ろくに食べ物を食べれず貧血ぎみの体に、メイクしても意味がない程荒れ放題の肌。
外に出るのが嫌になるには十分な状況が揃っていた。
一日中家にこもってなんかいられない!
というくらいの行動派だった私は初めて引きこもりの気分を味わっていた。
「ごめんね…陽は好きなもの買ってきてね。
私は………」
言いかけて言葉が止まる。