双子姉妹の胸キュン恋愛道!



「今日はありがとうございました。」



係員に促されてライブハウスの外へ出た。



「あぁ、愛しのショウ様。今日会えて、私はとても幸せでした。」



キャサリンが両手を天に向かって広げて喜びを表している。



「あなたも会えて良かったですわね。」



キャサリンは喜びの表情そのままに琴音に問いかけた。



「ええ…。」



「どうされたのかしら?あぁ、潔く負けを認めたのね。それは良い心掛けだわ。」



その時、真っ白なリムジンがキャサリンの傍に到着した。



「よろしければ送って差し上げますわ。」



「大丈夫です。」



「そう。では、また。」



キャサリンは琴音に軽く手を振ると、リムジンに乗り込み去って行った。


1人ライブハウスの前で佇みながら琴音はある事を考えていた。


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