双子姉妹の胸キュン恋愛道!
「あなたは、妹さんですわよね?」
突然声を掛けられたので、仕方なく割り込んできた花子に顔を向ける。
「琴音です。」
「やっぱり…、あなたがあの琴音さんね。」
花子が琴音を睨みつける。
その花子の背後で真之が少し隠れて怯えている。
「あなた、真之をいじめたそうね。」
「えっ?いじめた?」
「そうですわよ。真之からちゃんと話は聞いているのですから。」
「おいおい、真之君。先日分かりあえたじゃないか。」
琴音が真之に話しかけても、目を合わさず隠れている。
「と・に・か・く。真之は私の大切なパートナーであり彼氏。二度と手荒な真似は止めて頂戴!」
「はい、ごめんなさい。」
ここは素直に謝っておこう。
花子は、琴音の頭を下げる姿に納得して、今度は元樹に視線を移した。
「元樹君、今日でいよいよ最後ですわね。もし宜しければ、東大寺家で盛大にお別れパーティーを行いますわよ。」
「い、いえ。大丈夫だから。」
伏し目がちに遠慮する。
「あら、そう。それは残念。もしかして先約でもあるのかしら?」
「…。」
何も話そうとしない元樹から再び琴音に目線を移す。