双子姉妹の胸キュン恋愛道!



人の気配を感じる。


はっ、と琴音が振り返ると、顔面蒼白な初音が自分の部屋に向かって歩いていた。



「ね、姉さん?」



声を掛けるが聞こえていないようだ。



「姉さんったら!」



やっと立ち止まり、琴音の方に顔を向ける。



「どうしたの?顔色悪いよ。」



「琴、音…。」



小さく呟くと、いきなり初音は琴音に抱きついた。



「どうしたのよ。」


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