這い出ろ!サダ子さん
「あー、いいよいいよ」

俺は片手で貞子のワンピースの裾を摑む。

「もう食い終わるし、遠慮せずに出て来いよ」

「は、はぁ…」

恐縮そうに貞子は出て来る。

一週間後には呪い殺す癖に、何食事中くらいで遠慮してんだコイツ。

「で…何食べてるんですか…?」

「んー?冷やし中華」

「お兄さん、料理できるんですか?冷やし中華だなんてすごいですね」

「いや、コンビニで買ってきたんだよ」

「こんびに????」

貞子は首を傾げる。

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