白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】


恐らく、滝篠を売りにして考えたんだろう。



こいつが花形なら模擬店部門で集客人数トップだって狙えるだろう。



本人が裏方希望のやる気がなくても、





「……サボろうか……したら俺がしばかれる……」
 



……基本いい奴だから断ることも出来ない。
 


苦悶の声を上げている。



滝篠の性格も上手く使って丸め込んだな。




「ほら滝篠。ホストって本来接待する側の意味じゃん。

普通にお店でお客さんの受け答えしてると思えばいんじゃね?」



「そうだけど……」
 



そして俺も俺なりに、色々丸め込んできたのでその辺りは得意。



< 134 / 385 >

この作品をシェア

pagetop