白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「厳格って程じゃないよ。先生の授業、明るくて楽しいから人気だし」
「明るいつーか軽い気もすっけどな」
「武富先生と似た感じかもなー」
あの教授と似た感じがそうそういられても困る気がする。
家が綺麗だったのはトキさんのおかげだと、バイト初日の昨日、滝篠家に帰って倒れた俺に壱星が言った。
今日は日曜日。
約束の日。
あのおじいさん先生に逢えるのだろうか。
俺と理波ちゃんは、刹那と一緒に病院へ行くところだった。
刹那の妹、儚に逢いに。
「はっかなー! 二人が来たぞー!」