白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「ふーと写ってるんだ。いちくん可愛いなあ」
双方から意見が割れたが、まあどうでもいい。
「あの、刹那さん」
思わず敬語。
「何で俺まで写ってるんですか?」
「知らんよ。貝瀬くんがくれた中にふーと滝篠くんがいたからもらってきただけだ。
ありがたく受取っときな」
「いやいらねえよ! 何で壱星と写った写真なんか俺が持ってなきゃならねえんだ!」
廊下の窓際で、俺と壱星が話でもしている写真だった。
しかも何か楽しそうだし。
あいつと楽しく話した憶えなんかないわ気持ち悪ぃ。