白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「え? お兄ちゃんになるんだから一枚くらい持っててもいんじゃね?」
「それとこれとは別問題!」
「ふーがいらないなら私もらっていい?」
「え、あ、いやいいけど……」
「わーい。儚ちゃん、滝篠壱星くんだよ。ふーと同い年なの」
俺の手から零れた写真を受け止めて、理波ちゃんが改めて儚に壱星を紹介している。
「年下なの? りなみちゃんやるね」
「そこをつかないで儚ちゃん」
刹那と同じことを言っている。
何だかため息も出るけどほっとする俺は面倒だな、相変わらず。